マインドマップ Day 4

みなさん、こんにちは。キネマ翻訳倶楽部SCHOOL広報担当で字幕翻訳家の山名です!

さて今回は、「字幕翻訳は十人十色」をテーマに記事を書いていきたいと思います。

タイトルにあるように、字幕翻訳は翻訳者さんによって訳し方や、使う言葉・表現が変わってくるので、「これが正解!」というものがありません。とはいえ、英文解釈が間違っていたら、それは「不正解」となってしまいます。なので、英文解釈が合っているということを前提にして、「セリフの意図を流れよく分かりやすく伝えられている」ことができていれば、これが正解!です。

さて、今出てきました「英文解釈」についてですが、正しい解釈は1つ、です。しかし、複数の解釈が可能なセリフもあるので、そういう場合は前後の流れやストーリーの展開などを総合的に考えて解釈し、セリフを考えます。そこで必要になってくるのが、やはり「日本語の表現力」です。動画でもよくお話ししているのですが、どれだけ情報を圧縮できるか、それだけ日本語を圧縮できるか、が大事なスキルになってきます。字幕翻訳は、英文解釈の力も必要ですが、同時に日本語表現力も必要です。同じ英語のセリフでも、複数の翻訳者さんが訳せばそれぞれ違った訳になります。まさに、十人十色!そこが字幕翻訳のおもしろい部分でもあるし、難しい部分でもあります。

最後に…日頃からいろいろな翻訳者さんが訳した字幕を見ておくと、「あ~こんな表現もあるのか」と勉強になることも多いです。いいな、と思った字幕があったら、メモしておくことをおすすめします!(←私が個人的にやっていることです)

こちらのYouTube動画でさらに詳しい内容をお話ししています。ぜひご覧ください!

 

https://www.youtube.com/watch?v=naTCZ2GTCNo