マインドマップ Day 16

みなさん、こんにちは。キネマ翻訳倶楽部SCHOOL広報担当で字幕翻訳家の山名です!

さて今回は、「楽しみながら日本語をアップする方法」をテーマに記事を書いていきたいと思います。

以前にも何度か、字幕翻訳とは脚本を訳すこと(=海外ドラマのセリフを訳すこと)であるということをお伝えしてきていますが、やはり、字幕翻訳家として活躍されている方もこれから目指す方も、日本語の脚本を知っておくといいと思います。脚本そのものを読むというより、日本のドラマ、アニメ、マンガ、小説などに日頃から触れておくことをおすすめします。ドラマやアニメには当然脚本が存在しますが、小説であってもその場面の状況や背景に関することが描写されているので、その描写方法や表現・使っている言葉などなどが勉強になります。

作品を見ていて思うのですが、文化や言葉の違いはあるにせよ、人の考えや話す内容、表情、反応はそんなに違わないのではないでしょうか。人は考えたり話したりするとき、意味不明なことは言いませんよね。そして表情や反応についても、人はつまらなければその感情が顔に現れるし、うれしければ喜ぶし、悔しければ拳を握り締めるなど、日本人であろうと外国人であろうと、こういったことはそんなに変わりがないですよね。

先ほど日本語の脚本を知っておくといいということで、ドラマやアニメ、マンガや小説をおすすめしましたが、ではどんな作品を見たらいいでしょうか。これはずばり、とりあえず何でもいい、というのが答えです。様々なジャンルのセリフに触れ、同じジャンルでも違うタイプのセリフに触れ、いろいろな状況を知っておくことが大切です。例えばミステリー系の作品であれば、シャーロック・ホームズのようなひらめき系のものや、地道に捜査をする系のものがあったり。いろいろな作品を見て、アンテナを張り、様々な表現を蓄積していくことで自分の表現力が豊かになっていきます。このように、作品を通して楽しみながら日本語力をアップさせる方法を、ぜひ試してみてください!

こちらのYouTube動画でさらに詳しい内容をお話ししています。ぜひご覧ください!

https://www.youtube.com/watch?v=3ZNY5wlVN5s